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IRC ASPITE PRO S-LIGHTは最高の転がりとグリップ力を備えた1本。だがリピートをためらうほどの欠点がある。

結論

  • 漕ぎ出しから高速域まで転がり抵抗の小ささを感じる。
  • ボーン形状にパターンがあるトレッドは極めて高いグリップ力
  • コストパフォーマンスは最高。性能もハイエンド級。
  • フックレス対応の為か取り付けは極めて硬い。硬すぎてビードも上がらない。
  • 耐パンクベルトは入っているが、1回目のライドでパンク。

まずは価格

ヨドバシカメラでも取り扱いがあり、ポイントを使うことでかなり安く買いました。1本5,730円。この価格でハイエンドタイヤを出しているのはあとはパナレーサーくらいでしょうか。

パッケージと重量

パッケージはJETTYと同じく赤い箱。

簡素なパッケージ。ASPITEって名前、いまいちブランド力に欠けるよね。

重量は公称220gに対してやや上振れの227g

もう一つは225g。こちらも少し上振れ。

サイドのロゴデザインはこんな感じ。

組付けがとにかく硬い

ホイールはMAVIC COSMIC SLR 32です。

私は基本的にはタイヤレバーを使いません。なのでタイヤ交換には自信がある方です。これまでレバー無しで交換してきたタイヤは以下です。

  • GP5000
  • CORSA  N.EXT
  • ZAFFIRO PRO
  • JETTY PLUS
  • AGILEST
  • CLOSER PLUS
  • ULTRASPORT3

ただこのASPITE PRO S-LIGHTではリアのタイヤはレバー無しで装着できました。フロントだけがわずかな誤差があるのかどうしても手では装着できず、レバーを使うことになりました。

フックレスリム対応とのことでかなりタイトな設計になっているのかと思われます。ただフックレスリムでクリンチャータイヤなんて使わないと思うので、この仕様は理解に苦しみます。

ビードが上がらない

6BARまで上げてもビードが上がり切りませんでした。最後の1か所だけがセンターに落ちたまま上がりません。

一度外して、ビードに泡ハンドソープを塗布。これでようやくビードが上がりました。ライドでパンクしたらどうしようか不安が残ります。

ビワイチライドで性能を試す

ASPITE PRO S-LIGHTを装着してビワイチライドを行いました。走行距離180km 平均31km/hとなかなかのハードなライドです。

タイヤのコンディションは以下の通り。

  • ASPITE PRO S-LIGHT 28C
  • パナレーサーTPU
  • 空気圧 フロント4bar リア4.5bar
  • 体重63kg

タイヤの性能そのものは極めてポジティブです。エントリーモデルのJETTYとは明らかに異なりすべてのシチュエーションで転がり抵抗の小ささを感じます。

また細かなパターンはカーブでの高いグリップ力を発揮します。安心してコーナーを攻めることが出来ます。

類似する価格帯のタイヤとしてCORSA N.EXTを比較対象とするならば、CORSA N.EXTは無難な性能という感じがしたのに対し、ASPITE PRO S-LIGHTは明らかに転がりの良さを感じます。タイヤの性能だけ見ればリピート確定です。

そしてパンク

150kmほどの地点でリアタイヤにパンク発生。タイヤには異物無し。
リム打ちではなくトレッド面センターからは外れた場所に穿孔があり。

おそらく耐パンクベルトが無い位置で石のような突起物を踏んだと思われます。

タイヤ交換はスムーズに行えました。

しかしながら電動ポンプで6BARまで上げるもビードが上がらない。屋外なのでハンドソープを用意できない。

ボトルの水を手に取り、ビードに水を塗布。少しでも滑りやすく対策。これでようやくビードが上がりました。

1本のタイヤに2回も電動ポンプを消費してしまう羽目に。

このタイヤは買いか?

よく走りグリップ力も高く軽量。オールラウンドに使用できる高性能タイヤです。取り付け時の硬さが欠点です。平気な人であれば無条件にお勧めです。

耐パンクベルトは入っているもののサイドはやはり弱そうです。

IRCさんにおいてはフックレス対応をやめて、JETTYくらいには装着しやすいタイヤにしてほしいものです。

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