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2021年に選ぶべき中古のCore iシリーズを考える

Core i7も12世代目まで登場した今、中古市場には旧世代のCoreシリーズが山のように流通しています。

特にリース落ちと呼ばれる企業向けPCは大抵2年のサイクルで旧モデルが流れてくるので9世代目あたりから狙うことができます。

とはいえ9世代目は市場価値もまだ高く、値ごろ感がありません。一番買いやすいのは6世代目あたりでしょうか。3万円台でCore i7が買えます。

6世代目となると5年以上前のPCになるのでそれなりに見劣りはしますが、実用上ではまだまだ現役です。

ここで6世代目のCore i7と9世代、10世代でのCPUベンチマークを比べてみましょう。

CPU名 PassMark
スコア
クロック コア/スレッド
Core i7 10700 18000 2.9-4.8GHz 8/16
Core i7 9700 14000 3.0-4.7GHz 8/8
Core i7 6700 8100 3.4-4GHz 4/8

ベンチマーク結果だけを見ると6世代と10世代では倍以上の開きがあります。
とはいえ、よく見ると最大動作クロックも高ければ、コア数、スレッド数も開きがあります。

スレッド毎のスコアとして出してみるとどうなるか?

CPU名 スレッド毎のスコア
Core i7 10700 1125
Core i7 9700 1750
Core i7 6700 1012

ちなみに9世代目のCore i7は8世代目と同じアーキテクチャを採用した改良版のため、実質8世代目と9世代目は同じです。

スレッド毎のスコアでCore i7 9700が突出しています。10世代目よりも高いのは注目したいですね。

しかし6世代目も低いですが10世代目と差があるようには思えません。

むしろ動作クロックも低く、キャッシュも6700の8MBに対し10700は16MBもありながら、大した差をつけられていません。さらに言えばメモリの規格も6700は初期のDDR4-19200、10700はPC-23400と差があります。

シングルスレッドレベルであれば最新世代のCPUにも十分張り合えています。

現代の最新CPUはほぼスレッド数で性能を稼いでいるだけの製品と呼んでも過言ではないでしょう。

4Kフル設定でのPCゲームや、4K映像編集などを行うようなエンスージアストでなければ、9世代目CPUに8GBメモリを選ぶよりも、6世代目のCPUをチョイスして価格を抑え、SSD、大容量メモリを搭載するほうが快適です。

 

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